おうちで趣味をしている時、このように憧れたことがありませんか?
「趣味専用の部屋が欲しいな…」
「次回はこのつづきだからこのまま置いておきたいな…」
おうちの併用スペースで趣味をしている人にとって趣味専用の部屋は憧れるものです。
ですが、現実は一部屋まるごと片付けて趣味スペースへ変えるのは難しいことですよね。
それなら一部の空間だけを片付けてみるのはいかがでしょうか。
その一つの例が収納スペース「押し入れ」です。
今回は、押し入れを活用した趣味空間づくりについてピックアップ。
まずは、押し入れの一般的な寸法や作る上での注意点を話していきます。
そして趣味スペースのアイデアも紹介しますので、自分の趣味に置き換えて参考になる点があれば試してみてください!
収納がクローゼットの人も、押し入れとサイズが違うものの構造は似ているのでチェックしてみましょう♪
<こんな人は要チェック!>
- 趣味の物だけを集めて整理整頓をしたい人
- 趣味空間を隠せるようにしたい人
- 部屋に趣味机を置くスペースが取れない人
- 家族の一人が引っ越をして収納スペースが空いた人
- 部屋を片付けるきっかけが欲しい人
押し入れの寸法と注意点
押し入れの寸法

よく見る押し入れのレイアウトは、このように中段(上段と下段の間の仕切り板)が付いています。
押し入れを趣味のスペースとして活用する一つの使い方が、中段を机代わりにして使うこと。
押し入れ内の寸法を測ってみて実際に趣味スペースとして使えるか検討しましょう。
ポイントはこちらです。
- 中段の高さは普段使っている机(作業台)の高さとどのくらい差があるか
- 上段に棚を設置する際、棚の奥行や幅がちょうど良いか
- 下段はイスや足元が入りこめる空間があるか
- 棚等を入れる際、ふすま開口部の幅や高さ以内のサイズか
一番気を付ける点は中段の高さです。
実際、押し入れを机代わりにしてみたけど高さが合わず使いにくかったという人もいます。
イスを持っている人は、先にイスを押し入れ前で座ってみて中段の高さが机として使えるかチェックしてみましょう。
リノベーションができる住宅で中段を外せる家なら良いですが、そうではない限り中段の高さを変えることができません。
どうしても高さが合わない場合はイスを新調する検討をしてみましょう。
座面が高いイスを選ぶのがポイント♪
どうしても机として使いにくい場合は、展示スペースとして趣味のモノを飾る方法もあります。
作品や道具、コレクショングッズなど飾る物はさまざまです。
趣味スペースなのでワクワクする空間にしましょう♪
心地が良い空間 = 趣味がはかどる
と、いったメリットもありますよ♪
寸法を測った後は、押し入れ内の全体図をメモ帳やノートに描いてみましょう。
趣味で過ごしているシーンを想像しつつ、便利さも加えたレイアウトにしてみましょう。
番外編:クローゼットの寸法
クローゼットも趣味スペースとして作ることが可能です。
最近の住宅では洋室が多く、収納スペースがクローゼットのおうちも多いでしょう。
クローゼットの幅サイズはおうちによりさまざまですが、奥行サイズは約45~60㎝と押し入れよりも短めの寸法です。
そして押し入れの中段のような仕切り板が、クローゼットにはない造りがほとんど。
机を使う趣味の場合は、すっぽり入る奥行と幅の机を選ぶ必要があります。
購入前に寸法をしっかり測っておきましょう。
一般的なクローゼット以外にも、ウォークインクローゼットやパントリーなど寸法が定まっていない収納スペースもあります。
衣類や食材など「これを置く場所!」という先入観にとらわれず、柔軟な発想で趣味スペースとして活用するのもアリですよ♪
押し入れを趣味スペースにする注意点

そもそも押し入れは収納スペースとして作られており、それ以外の用途で考えられた構造ではありません。
そのため、趣味スペースとして活用する際に不都合な点もでてきます。
これからその注意点と補う対策を紹介しくので、気になる点はチェックしていきましょう!
賃貸物件
賃貸物件は退去時に入居前の状況に戻すことが義務づけられています。
経年劣化による変化は問題ありませんが、故意によるキズや汚れ、穴あけはNGです。
万が一そのようなことをした場合は、退去時に借主負担で修繕費用を支払うことになります。
押し入れを趣味スペースとして改造するにあたっての注意点はこちら。
<賃貸物件の注意点>
- 押し入れ内の壁等にくぎやネジの穴を開けないこと
- 押し入れ内の壁等に傷付けたり汚さないようにすること
- ふすまを取り外す場合、退去時まで保管しておくこと
もし押し入れの修繕をすることになると、度合によっては2万円~10万円以上と費用が発生します。
「原状回復」を心がけるためにも、対策を練って改造していきましょう!
1. 押し入れ内の壁等にくぎやネジの穴を開けないこと
2. 押し入れ内の壁等に傷付けたり汚さないようにすること
この2点については、極力ゼロにしていきたいところです。
ですが、まれに古い賃貸物件で自由に使って良いと許可がおりるケースもあるようです。
古い賃貸物件に住んでいる人は、ダメ元でオーナーや管理会社へ確認して許可をとってみるのも良いでしょう。
それでは、きれいに使うための改造対策案を5つあげます。
<賃貸物件の対策案>
- 押し入れ内に棚を入れる
- 縦の突っ張り棒を利用して棚を作る
- キズ、汚れ防止に板を押し入れ内壁に立て掛けて設置する
- キズ、汚れ防止にリメイクシートを貼付(直に貼らずマスキングテープと両面テープを使って)
- キズ、汚れ防止に中段面にゴムシート等を敷く
※マスキングテープ選びは慎重に。木まで剥がれるテープもあるので注意です。
主に壁沿いに棚を設置したり、壁や中段にシート等で覆い隠すなどが、趣味スペースとして改造している王道パターンです。
棚をラクチンに設置するなら、市販のカラーボックスや本棚等を利用すると良いでしょう。
原状回復もしやすく、DIYが苦手な人も安心してカスタマイズができます♪
棚の外寸を測って納まりが良い物を選びましょう♪
縦の突っ張り棒とは、2×4木材(木の長い角棒)と上下にアジャスターを取り付けて、柱をつくるイメージ。
数本の柱(縦棒)を張ることで棚やフックを設置することが可能。
2×4木材1本あたりの耐荷重は約10kgで丈夫な棚に仕上がります。
ホームセンターへ行けばすべて揃えることが可能です。
これはアジャスターのみで2×4の木材は別売です。
次にリメイクシートを押し入れの壁や天井、中段などに貼り付ける場合ですが、直接両面テープや接着剤で貼り付けないようにしましょう。
あらかじめマスキングテープを貼り付けてから上に両面テープを付けることで、退去時キレイに剥がすことができます。
ただし、粘着の強いマスキングテープや押し入れ内の木板の状態により、テープ跡が残ったり木まで剥がれてしまうおそれもあるのだとか。
マスキングテープは慎重に選び、買った後に小さなスペースで試し貼り剥がしのチェックをしましょう。
100円均一で売っているマスキングテープより、このような専用のものが安心。
3. ふすまを取り外す場合、退去時まで保管しておくこと
押し入れのふすまを閉め切らずにオープンに使いたい、ふすまの代わりにカーテンを取り付けたい場合にはふすまを外す選択もあります。
ただし、退去時まで外したふすまはどこかへ保管しなくてはなりません。
場所を取る上に室内でむき出しに置いておくのも景観的によろしくありません。
それではふすまの保管方法の一例をあげます。
- ふすまを横にして押し入れの上段奥壁へ立て掛ける
- ふすまを横にして大型家具と壁の間へ挟むように立て掛ける
(ふすまが目立つ場合はシーツ等で包んで隠す)
※通気性の良くない保管場所の場合は、カビ発生予防でたまに通気性の良いところに立て掛けましょう。
ふすまを取り外したい人はぜひ参考にしてみてください。
イス
<イスを設置する上での注意点>
- 中段(机)に合った座高のイスか確かめること
- ふすまのレール(敷居)が引っかかるのを回避すること
- 趣味で座った後、押し入れの中に片付けたい場合のイス選びは慎重に
1. 中段(机)に合った座高のイスか確かめること
「押し入れの寸法」のところでも話した通り、ポイントは中段の高さ。
特に机をメインに使う趣味の人は、押し入れの中段では机として使いにくいという人もいます。
その一つの理由は、一般的な机やダイニングテーブルの高さは約70cmに対して、押し入れの中段の高さは約80~90cm。
そのため、座面の高いイスを選ばないとつり合わず、新たにイスを新調することになるかもしれません。
加えて、座面を高くしてしまうと足が床に付かなくなり、太ももや腰に負担がかかってしうデメリットもあります。
対策として、足元にフットレストを設置する方法があります。
2. ふすまのレール(敷居)が引っかかるのを回避すること
常にイスを押し入れの外へ出して使用するなら問題ありませんが、中段を机として使う場合はどうしてもイスが押し入れの中へ入ります。
その際、イスの脚がふすまのレールに引っかかるのが小さなストレスになります。
対策としては3つあります。
- チェアマットを敷いて段差を和らげる
- 段差スロープを設置してバリアフリーにする
- 専門業者により敷居を外して低いものと交換する(賃貸物件はNG)
一番無難な対策は、チェアマットを敷くこと。
押し入れ内からレール、畳まで、イス脚の擦れから保護してくれます。
段差が完全に解消はされないと思うので、ご自身の許容範囲にはなりますが妥協案として対策をとるのも一つです。
そして、チェアマットを敷くと押し入れのふすまは開けっ放しになりますので、その点も考慮しましょう。
ソフトタイプのチェアマットの方が段差をまたいで設置が出来そうです。
スロープは敷居と畳(床)の段差高を調べてから購入しましょう。
3. 趣味で座った後、押し入れの中に片付けたい場合のイス選びは慎重に
「机をメインに使う人」+「イスを押し入れの中に収納してふすまを閉め切りたい人」+「背もたれがあるイス」の3点すべてが当てはまる人。
この場合は、たいていのイスが中段にあたってしまい収納できません。
対策、妥協案はこちら。
- 背もたれが中段よりも低くなるイスを選ぶ
- イスの背もたれが当たるまで中に収納してふすまを開けっぱなしにする
このような背もたれ低めのイスなら下段へすっぽり入れられそうです♪
背もたれがあって座り心地を意識したイスを使う人は、押し入れのふすま内にしまい込むのは考えない方が良さそうです。
電気配線
<電気配線上の注意点>
- 押し入れ内に照明がないため取り付ける必要がある
- 押し入れ内にはコンセント差し込み口がないため延長コード等を使う必要がある
1. 押し入れ内に照明がないため取り付ける必要がある
最近の物件でのウォークインクローゼット等は照明が備え付けられている所もありますが、和室の押し入れには基本付いていません。
押し入れは奥行があるのでなおさら暗く感じ、照明を自分で設置する必要があります。
照明を設置するなら主に3つの設置タイプと4つの給電タイプがあります。
<照明 3つの設置タイプ>
- 中段(机)に置くスタンドライト
- 天井等に取り付けるLEDテープライト
- 天井等に取り付けるスリムライトや丸いライト
※電気工事士による配線供給工事の照明取り付けは除外します。
<4つの給電タイプ>
- コンセント差し込み口から繋げるコード式(先端プラグタイプ)
- PCや充電器から繋げるコード式(先端USBタイプ)
- 乾電池式
- 充電式
趣味により設置しやすい、しにくいがあるので、考慮して照明選びをしましょう。
そして照明選びで大事な点は光の量(ルーメン)です。
基本的にはデスクライトくらいの光量で良いかと思いますが、趣味の用途にもよります。
なので、今まで趣味をしていた部屋の照明位置や明るさと比較して、照明選びをすると良いでしょう。
こちらは天井に取り付けるスリムライトのUSBコード式
こちらはスタンドも壁掛けもできる充電式
2. 押し入れ内にはコンセント差し込み口がないため延長コード等を使う必要がある
コンセント差し込み口もほとんどの押し入れには設置されていません。
延長コードを使うなら、押し入れから外のコンセント差し込み口までコードを伸ばす必要があります。
押し入れ付近のコンセント差し込み口を確認して、配線をはわせる位置を決めましょう。
押し入れ内で使う電化製品は、趣味によりさまざまです。
<押し入れ内で使いそうな電化製品>
- 照明
- PC
- サーキュレーター
- その他電子機器 等
消費電力の少ない電化製品なら、充電式や乾電池式を使うのも良いでしょう。
逆に消費電力の多い電化製品(デスクトップのPCやプリンター、アイロンなど)は、延長コードを使ってコンセント式で繋げましょう。
コード類はどうしてもごちゃごちゃになりがちで部屋の景観がよろしくありません。
配線をスッキリした見栄えかつ安全にするためにも、配線カバーやケーブル収納ケースを設置しましょう。
配線カバーはホームセンターや家電量販店、100円均一などで販売されれいます。
延長コードはUSBのType-AやType-Cの差込口もあると便利♪
湿気・空調
<湿気・空調での注意点>
- 押し入れ内は窓等の通気口がないため、空気がこもり多湿やにおいが残る
押し入れは衣類や布団を収納する際、よく除湿剤や防虫剤を設置しますよね。
どうしても通気口がない分、空気がこもりやすいのは構造上仕方ないところ。
それでは押し入れで趣味をするのがあまり良くないのでは?と感じますが、逆に使うメリットもあります。
それは、定期的にふすまを開ける習慣ができることです。
ふすまを開けるだけでも空気が循環されるので換気されます。
ほとんど未使用の物を収納して閉めっぱなしの押し入れよりも、十分に良い使い方だと思います。
ただし、趣味をするシチュエーションにより、さらに換気対策を練る必要もあります。
<換気を強化した方が良いシチュエーション例>
- 強いにおいや有害物質の出る接着剤や塗料などを使用する時
- PCなどの電子機器を使って熱がこもっている時
- 常に水分があるものを使っている時(あまり推奨ではありません) など
においや熱などがこもりやすい環境の趣味は、サーキュレーターや空気清浄機などを設置して換気・通気をよくする工夫が必要です。
押し入れから部屋の窓まで風が届く範囲の畳数で選びましょう。
また、押し入れ内のほこりがたまるのも空気を悪くする原因になるので「数か月に1回」「年に1回」とルールを決めて掃除を行いましょう。
押し入れでできる趣味とレイアウト例

「ダイヤモンドアートって何?」という方はこちらの記事をご覧いただくとわかります ↓
室内で行う趣味の中でも、このように押し入れ内で使うレイアウトパターンはさまざまです。
趣味の一部をピックアップしているので、それぞれ似た趣味があれば置き換えて趣味スペースとして使えそうか検討してみましょう。
これから押し入れ改造した方々のレイアウトを紹介していきます。
机をメインに使わない趣味

このように本をキレイに並べて収納すると見栄えが良くなりますね♪
好きなものに囲まれて読書をするのは憧れる空間です♪
中段にはランチョマットなどを敷けば、コーヒーやお菓子などを食べ飲みしながらも良いですね♪
ふすまをはずしてロールカーテンを取り付けているのも開閉がラクチンで便利そうです。
出典:くまみき/kumamiki様
手芸は小さな道具がどんどん増えていくので、キレイに整理整頓をしたいところ。
このようにバランス良く壁面収納すると見栄えが良い上に、一つ一つのものが出し入れしやすそうな所が魅力的です♪
木工DIYで作る点が多く難しそうですが、できる範囲で参考にしてみてはいかがでしょうか。
机をメインに使う趣味
出典:DIY LIFE様
このような棚受と棚板で設置をすると空間が広く見え、棚上にも余白をつくっているのでオシャレな見栄えになります♪
机で作業するのに集中ができそうなので、没頭したい趣味には向いているかもしれません。
賃貸物件ではネジを打ち付けたりペンキを塗ることができませんが、2×4材の板とアジャスターがあれば同じような構造で作ることが可能ですよ♪
作業する趣味といえば、工作系や絵画系などで中断する際にそのまま放置しておきたい時があります。
<具体例>
- 接着や絵具等で乾燥させたい時
- 作品を動かしたくない時
- ほこりから守りたい時
- 次回すぐに再開したい時
- 危ない道具を出しっぱなしにしている時(本来は片付けた方が良いです)
このような時に、ふすまやカーテンで閉め切ることで解決できます。

出典:good room /koaranoseikatsu様
一時期の在宅ワークをする環境になった人は、押し入れを活用した人もいるでしょう。
原状回復ができるように最低限の物だけを設置すれば、このように見た目がスッキリ♪
畳とレール(敷居)をイスで傷めないようにチェアマットを敷いているのも、賃貸物件だからこそ気を付けておくポイントですね。
PCを使った趣味で「音」に気を付ける趣味もあります。
<PC×音の趣味>
- ゲーム
- 動画・音楽鑑賞
- ライブ実況配信
- 3Dプリンター など
音漏れを抑えるためにも、押し入れ内の壁に吸音材などを貼りつけてカスタマイズしている人もいます。
他にも、3Dプリンターのように数時間~10時間以上可動する機器では、一時的にふすまを閉めて音を抑える仕組みにしている人も。
良い発想の使い方ですが、機器系は熱暴走を起こすこともあるので、ふすまを完全に閉め切らないか定期的に開けるなどして気を付けましょう!
ディスプレイとして使う趣味

このように色とりどりに飾ると、ショップのディスプレイのようでオシャレ度がグッと増します♪
左側にはマグネット塗料で塗られた板を置いていて、磁石貼りや黒板のように使えるのもグッドアイデアです♪
こちらもネジを打ち込んだりペンキ塗装して作っているので、賃貸物件の人は工夫して改造しましょう。

ミニチュアやジオラマの世界観を押し入れの中で作れば、このように「村」として作り上げることが可能。
ふすまを閉めきれるようにしていて、ほこり防止&趣味のオンオフ切り替えができた合理的な使い方だと思います♪
押し入れの高さの空間も活かせばこのように階層を増やすこともできて、大きな箱庭遊びができそうです♪
まとめ

いかがでしたか?
押し入れを上手に活用できれば、とても魅力的な趣味空間になります!
このタイミングで片付け、断捨離をして心機一転するのも良いですね♪
押し入れ内に不用品の山がありそうな人は、今一度押し入れをのぞいてみましょう!
ぜひ、好きな物に囲まれた「秘密基地」を作ってみてください♪


