トレッキングは山の中を散策して登るアクティビティで、山登り趣味の一つ。
そんなトレッキングには魅力的な点が主に5つあります。
<トレッキングの魅力>
- 自然の景色を堪能できる
- 非日常体験を味わえる
- 体力強化ができる
- 達成感を味わえる
- さらに趣味が広がる
詳細は前回のブログ記事「初心者向け🔰【トレッキング】の魅力5選と注意点を紹介」をどうぞご覧ください。
今回は一人でトレッキングをする際、充実度の上げ方として「趣味のかけ合わせ」に注目して紹介していきます。
もちろん、トレッキングはやりがいのあるアクティビティなので、トレッキングだけでも十分に堪能できます。
この記事ではこんな人にオススメで、さらにトレッキングを極めることができるかもしれません♪
- トレッキングを始めたいけどキッカケがつかめない人
- トレッキングを継続できるヒントを探している人
- 「運動」+「○○の趣味」で同時に味わいたい人
- 本格的な登山よりもライトな山登りをして楽しみたい人
- 一人旅気分を味わいたい人
一人トレッキングでプラスアルファの楽しみ方

ソロトレッキングはマイペースで山登りできるのが醍醐味。
自分のコンディションと向き合って山登りをすることで、体調不良を未然に防いで心身共に向上できます。
ただし、一人で行うには安全・安心のために、さらに気を付ける点があります。
- トレッキングが初めての人は仲間と一緒に登って経験を積んでから行う事
- トレッキングの準備は漏れのないように行う事(持ち物や時間、登るコースチェックなど)
- 天候と体調が良い時に行う事
- 家族や友人などにトレッキング計画を事前に話しておく事
この注意点を踏まえて、一人トレッキングのプラスアルファで楽しめる5つのこと「食」「芸術」「生物」「パワースポット」「癒し」の順に紹介していきます。
「食」で楽しむ
トレッキング中での「食」は、体力を回復しながら初級者でも手軽に始められる楽しみ方です。
主に、山頂付近の広場で休憩をして昼食をとったり、トレッキング中や下山後に飲食店(山小屋)へ入って食べるなど、いろいろな過ごし方があります。
なかには上級者向けの過ごし方もありますが、無理をせず少しずつステップアップしていきましょう。
日時や山の状況、季節に合わせて過ごし方を工夫して楽しんでみてはいかがでしょうか。
弁当を作って持参

趣味:料理、ピクニック
難易度:優しい
ピクニックのように、手作りした弁当やおにぎりなどを自然の中で食べる美味しさは格別です。
いつもの食事がトレッキングのような非日常空間で食べることで「特別感」を味わえます。
リュックサックに余裕があれば、水筒やスープジャーなど温かい飲み物を持参するのもおすすめです♪
注意点は、食べ過ぎて下山でしんどくならないように、食事の量は気持ち少なめにしましょう。
番外編:出来合いの食材を買って持参
トレッキングは基本的に早朝が多いので、弁当を作る時間がなければ無理をせず出来合いを購入しましょう!
カップラーメンやコンビニのおにぎり等も、山の中で食べると特別に美味しく感じられます♪
行動食(歩きながら食べるもの)も持参を忘れずに!
ナッツやチョコレートなどでもOK!

コーヒーを持参

趣味:コーヒー、カフェ巡り
難易度:優しい・普通
自然の中で温かいコーヒーを飲むのも、心が落ち着いて格別な美味しさを感じられます。
コーヒーの楽しみ方はさまざまです。
味や香りにこだわる人はコーヒー豆を挽いて飲んだり、ドリップパックを持参します。
簡単にサクッと飲みたい人はコーヒースティックやコーヒー缶を持参します。
昼食をとらない人も、飲み物だけでもこだわってみるのも楽しみの一つになります。
ただしコーヒーには利尿作用が含まれているので、トイレが少ない環境の山では注意が必要です。
山飯(登山飯)

趣味:料理、キャンプ
難易度:普通・やや難しい
できたて熱々の料理を自然の中で食べることで、至福のひとときを感じさせてくれます。
体を動かした後のご飯なので温かい食事が体にしみわたり、特別に美味しく感じられます♪
デメリットとしては、クッカーやガスバーナーなどの調理道具の荷物が増えること。
そして調理道具を使い慣れていないとトレッキング当日ではスムーズに行えません。
調理道具を使った料理はハードルの高い過ごし方ですが、使い慣れていくとハマり度合いが高く感じられます。
ぜひ憧れの「山飯」を堪能してみてはいかがでしょうか。
ご当地食材を購入

趣味:食べ歩き、スイーツ巡り、料理、旅行
難易度:優しい
登山口手前の売店やトレッキング中にある山小屋などには売店が点在しています。
その売店へ行かないと出会えないご当地食材もあるかもしれません。
そのまま食べられる物なら、トレッキングの休憩中に食べても良し。
トレッキングで調理しない食材を見つけたならば土産として買って帰るも良し。
旅行気分も味わえるので「毎回ご当地食材を買う」と縛りを付けて楽しむのもいかがでしょうか♪
郷土料理店巡り

趣味:食べ歩き、旅行
難易度:優しい
トレッキングはご当地食材が発見できるのと同様に、現地でしか味わえない食事が楽しめるのが魅力です。
ご当地の食材で一番美味しくした料理をいただけるところ。
郷土料理店がどの場所にあるかで食事をとるタイミングが決まります。
事前にお店の下調べをしてスケジュールを組んでみましょう。
時間が確実なら予約をしても良いですし、時間が読めない場合はその店の電話番号を控えておくと良いでしょう。
カフェ・スイーツ店巡り

趣味:カフェ巡り、スイーツ巡り
難易度:優しい
ドリングやスイーツを楽しめるお店は、山の中や登山口付近に点在しています。
トレッキングで疲労した体を、甘いスイーツや飲み物で癒すのも最高のひとときです。
郷土料理店と同様、その店でしか味わえないメニューもあるかもしれません。
事前に下調べをして「今日の山登りでこれを食べる!」と決めておくのも楽しみが広がりますね♪
穴場や人気のカフェ店などを探してみて、普段のカフェ店では味わえない景色と食事を堪能してみてはいかがでしょうか♪
「芸術」で楽しむ
芸術の趣味はたくさんありますが、トレッキング中に楽しめる代表は撮影と絵画。
その他にも文学系のクリエイティブな趣味を好む人なら、詩や俳句、短歌などもあげられます。
自然の景色を見ることが大好きな人は要チェックです。
写真撮影

趣味:写真撮影、森林浴
難易度:優しい~やや難しい
自然に囲まれた絶景を目に焼き付けるだけでは、いつまでも記憶に残すには限界がありますよね。
そんな時、写真を撮って画像におさめることで、忘れる事なく思い出の振り返りができます。
まずはお手軽にスマホ撮影から始めてみましょう。
撮影にこだわりたくなってきたら本格的なカメラ、一眼レフカメラを持参するのも良いでしょう。
事前になにを撮りたいかを決めておくことで楽しみが増えるでしょう。
注意点は、登山道で立ち止まって写真撮影をする際は、まわりの人が登る妨げにはならないようにしましょう。
動画撮影

趣味:動画撮影、動画編集、ホームムービー作り、森林浴
難易度:やや難しい
写真では残せない、動きのある被写体や音を録音したい人には動画撮影がおすすめ。
動画もスマホで撮影できますが、バッテリーがなくなってしまう心配があります。
本格的に撮りたい人は動画撮影専用のアクションカメラを持参すると良いでしょう。
ただし動画撮影に慣れていない初心者には注意。
歩きながら撮影をして足を踏み外したり、周りの人とぶつかったりして迷惑をかけたりと、危険が伴います。
また撮影にあたってのマナーも調べておきましょう。
動画撮影したデータは、SNSに投稿したり自宅保管用として残すなど、思い出の記録として鮮明に残すことができます。
また、帰ってから視聴することで、自分のトレッキングを振り返ることができます。
次回のトレッキングの課題や目標、楽しみ方が見つかるかもしれません♪
絵画

趣味:鉛筆画、ペン画、透明水彩画、油絵画、アクリル画、森林浴
難易度:やや難しい
絵画は写真や動画よりもハイレベルに感じますが、普段野外スケッチをしている人や興味のある人にはチャレンジしたくなる楽しみ方です。
トレッキングでのスケッチなので、持ち運びやすいコンパクトなスケッチブックがおすすめ。
このように小さめのスケッチブック。(下記商品は14.7×19.6cm)

写真や動画とは違い、絵画ならではの楽しみ方があります。
それは、スケッチの横にその時の思い出を文で書き綴り、絵日記のように保管が出来ること。
慣れない間は、鉛筆で下書きやペンで線画をスケッチするだけでもOK。
その後同じ画角(構図)で写真を撮り、残りは帰ってから写真をもとに続きを描くのがおすすめ。
屋外でスケッチをする環境に慣れていない人は、まずは近所の公園や河川敷などで野外スケッチから始めてみましょう。
野外スケッチ初心者はこちらの記事もチェック。
注意点は、狭い登山道ではスケッチをせず広場で描くこと。
そして立ち止まることでクマ鈴が鳴らないので、人通りの多い場所で描くこと。
難しい環境の中でのスケッチではありますが、写真や動画には表現できない世界で一つだけの絵画です。
スケッチした絵をトレッキングの思い出日記として記録していってはいかがでしょうか♪
「生き物」で楽しむ
山の中でしか出会えない生き物は数多く、季節や時間帯など限定的に見られるモノばかり。
その希少性がより観察したい意欲を増しているのだと思います。
山に生息する動植物の観察をメインに山登りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
野生動物の観察

趣味:バードウォッチング、動物鑑賞、ペットの飼育、森林浴、写真撮影
難易度:普通、やや難しい
山の中で動物の鑑賞をする人気者といえば「鳥」。
バードウォッチングで楽しむ人も多く、鳥の鳴き声を頼りに双眼鏡で探しながら見つけ出します。
望遠カメラを持参してそーっとシャッターチャンスをねらって撮影する人もいます。
野生動物の直視ができる場所はなかなかありません。
動物園へよく行く、動物を飼っている、といった動物愛の強い人にもおすすめの楽しみ方です♪
注意点は、野生動物を見つけても決して追い掛け回したり大声で叫んだりしないこと。
野生動物にとっては山の中が住みかなので、荒らすようなことはしないようにしましょう。
その他、山の中でかわいい人気者はリスや鹿などがあげられます。
遠くで見守るように静かに観察をして癒されましょう♪
高山植物や山野草を観察

趣味:園芸、フラワーアレンジメント、生け花、盆栽、森林浴、写真撮影
難易度:優しい、普通
高山植物とは標高の高い山岳地帯で生息する植物の総称です。
山野草は山や野原に生息する植物の総称です。
気候や地層などの違いから「このエリアでしか生息しない」「この季節だけ生息する」のように、時期とその山でしか見つけられない植物が存在します。
そのため、季節や登る山を変えるたびに新たな植物と出会えるので、いつも新鮮な景色を楽しむことができます。
写真を撮って記録しておくのも、思い出コレクションとして集めたくなりますね♪
苔やきのこを観察

趣味:園芸、苔テラリウム、盆栽、森林浴、写真撮影、料理
難易度:優しい、普通
山の中でも湿原に生息する生き物といえば、苔やきのこ。
苔は地面や木々にモスグリーンのじゅうたんのように広範囲に生えています。
太陽の光が差すとキラキラしてとても神秘的な景色になります。
よく見るとさまざまな苔があり、じっくり観察できるのもトレッキングならではの楽しみ方です。
さらにおすすめの楽しみ方は、苔テラリウムとして再現すること。
苔でまとった景色を写真撮影し、帰ってから同じ種類の苔を買います。
撮影した画像をもとに苔テラリウムを再現していきます。
写真や動画とは違う立体のアートとして、自作したものを飾ってみてはいかがでしょうか。
(トレッキング中の苔採取はNGです。私有地の山ならOK。)
苔テラリウムに興味のある方はご覧ください。
きのこは春頃から秋頃にかけて生えて、日本の生息している数は約4000~5000種類あるといわれています。
トレッキング中にきのこを見つけたら写真撮影をして、あとでゆっくり名称を調べてみましょう。
帰ってから、画像や情報をまとめて ”my きのこ図鑑” を作ってみるのもいかがでしょうか♪
ちなみに日本の生息しているきのこの中で、食用として食べられるきのこは約100種類。
毒きのこは約200種類あるのだとか。
採取はNG、観察だけで楽しみましょう。
どうしても採取してみたい場合は、キノコ狩りができるスポットを探しましょう。
「パワースポット」で楽しむ
パワースポットとは、癒しや活気、ご利益を得られる神聖な場所のこと。
主に、神社やお寺、山、渓谷、滝、池など日本各地に点在しています。
トレッキングしながらパワースポットも巡り、浄化されるのもいかがでしょうか。
神社仏閣巡り

趣味:神社仏閣巡り、御朱印集め、歴史巡り、パワースポット巡り、森林浴
難易度:優しい、普通
神社や寺には山へ登らないとたどり着けない場所もあります。
なかには、山道が狭くて車の通行ができない道もあり、歩いて登らなければならない場所もあります。
トレッキングしてやっとたどり着いた神社や寺ほど達成感が満たされます。
神聖な場所にたどり着くと心が浄化されたように思えるでしょう。
注意点は、標高が高い場所や険しい道のりのコースでたどり着く神社や寺もあります。
無理はせず、体力強化や少しずつ経験を積んでから行くようにしましょう。
この神社のように神社の本殿を通ってからトレッキングするコースもあります。

【奈良県十津川村 玉置神社】
滝巡り

趣味:滝巡り、パワースポット巡り、歴史巡り、森林浴
難易度:優しい、普通
滝は水の流れる音や迫力に惹き込まれ、心が研ぎ澄まされる感覚になります。
また、マイナスイオンで身も心もリフレッシュできます。
特に夏の猛暑が続く現在では、避暑地と惹き込まれこともできます。
全国各地にトレッキングをしながら滝を望めるコースがあるので、リフレッシュができる滝巡りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
注意点は神社仏閣と同様、トレッキングコースを下調べしてたどり着けるコースであるかをチェックすること。
まずは自宅から比較的近い、トレッキング+滝巡りができるスポットを探してみてはいかがでしょうか。
「癒し」で楽しむ
パワースポットも精神的に癒されますが、直に体が回復するような癒しの一つ、温泉。
山の付近には温泉が点在している所が多いため立ち寄りやすく、山登りに温泉を計画している人も数多くいます。
温泉巡り

趣味:温泉巡り、旅行
難易度:優しい、普通
トレッキング後の疲れを、自宅へ帰る前に温泉で癒すことができるのがとても魅力的な楽しみ方です。
また、汗や汚れを温泉で洗い流せるので、自宅へ帰る間もすっきりして気持ちよく帰れます。
トレッキングをした後で温泉も楽しむには「温泉が山のどの辺りにあるか」「日帰りか宿泊か」で行動パターンが変わります。

初級者の場合は、下山後に山のふもとでゆっくり温泉へ入り帰る方がスケジュール的に安心です。
また、温泉+食事+ゆっくりくつろぎたい人には、日帰りではなく宿泊を選ぶのも良いでしょう。
宿泊をするならばおすすめなのが山頂付近の温泉。
絶景を一望できる露天風呂や部屋、早朝の外の景色も眺められるなど、魅力的な点がたくさんあります。
ただし、宿泊する分荷物が増えるので初級者にはおすすめしにくいですが、今後の目標として考えてみてはいかがでしょうか。
一人トレッキングの目標と計画例

まずはトレッキングをする上で具体的にどのようなことをして過ごしたいのかを思い浮かべてみましょう。
それを目標にし、いちど大雑把にスケジュールを立ててみます。
あなたにとって高めの目標であれば、ステップを刻んで小さな目標を間に挟むことでモチベーションの維持ができますよ♪
これから参考として、目標と計画例をあげていきます。
あくまでも趣味なので、無理した目標にせず、途中で目標を変えるのも良いでしょう!
気楽な気持ちであなたに合った目標と計画を立ててみましょう♪
<目標と計画例:景色の良い○○山の山頂で炊き込みご飯を作る>
~目標期間:1つのレベルで約1ヶ月(目標8ヵ月~1年で達成)~
レベル1. 近所の公園で弁当やおにぎり持参して食べる
レベル2. ○○山のコース距離や時間、火が使えるかなど確認する
レベル3. トレッキング道具を下調べ・購入
レベル4. ○○山へ登ってみる(昼食は出来合いを持参)
レベル5. 調理道具を下調べ・購入
レベル6. 自宅かキャンプ場で購入した調理道具を使ってみる
レベル7. ○○山の山頂でお湯を沸かすだけの調理で食べる
レベル8. ○○山の山頂で炊き込みご飯を作って食べる
※1 すべて日帰りトレッキングを想定
※2 キャンプ経験者はレベル1.5.6.を飛ばしてもOK
レベル1. 近所の公園で弁当やおにぎり持参して食べる
キャンプを経験している人はすでにクリア。
また、一度でもピクニックのような経験をしていればイメージがつくかと思います。
まずはピクニックで屋外で食事をとる環境を体験してみましょう。
屋内とは違い、風や日差しなどにより不便さを感じることもあります。
一度体験をすることで思いもよらない不便な所も出てくるかもしれません。
トレッキングで不満にならないためにも、ここで対策を練っておきましょう。
場所は公園以外にも河川敷やバーベキュー場などでも体験できます。
食べ物は自分でお弁当やおにぎりなどを作っても、コンビニ等で購入しても良いでしょう!
レベル2. ○○山のコース距離や時間、火が使えるかなど確認する
次に、目標の山のトレッキングコースをチェックしましょう。
1つの山で複数のコースがあったり、複数の登山口があったりもします。
初級者はまず道が整備されていて短距離のコースから選びましょう。
そしておおよその登り下りの時間を調べてから、自宅の出発時間、登り開始時間、山頂到着時間、下山到着時間をシミュレーションしてみましょう。
そして、今回の目標は「炊き込みご飯を作る」で火を使いますが、火気厳禁の山もあるので注意。
なので、山飯作りができない場所もあるということを頭に入れておきましょう。
目標としている○○山がもし火気NGの場合は目標変更が必要です。
その他、トイレや休憩スポットの位置や、ロープウェイの設備があるのか等も事前にチェックしておきましょう。
東京・高尾山の場合は、主要コースは6コース。
周辺の山のコースを含めると100以上のコースがあります!

レベル3. トレッキング道具を下調べ・購入
次に、調理道具以外のトレッキング道具を優先に揃えて行きましょう。
目標設定の日帰りトレッキングに沿った道具をピックアップ。

まずは山登り3大道具から買い揃え、身に付ける服や道具も準備していきましょう。
買い替える頻度が少ないものは、特に吟味して購入しましょう。
はじめからすべての道具を登山用品店で買い揃えるとかなりの高額になります。
許容範囲の使えるもので良ければ、100円均一やワークマンなどを探してみると良いでしょう。
レベル4. ○○山へ登ってみる(昼食は出来合いを持参)
次に、昼食は現地で作らず出来合いの食べ物で、目標とする○○山へ登ってみましょう!
出来合いなので、スーパーやコンビニで購入するおにぎりなどでOK。
このトレッキング中に確認をする点はこちら。
- 予定通りのタイムスケジュールで行けたか
- 更に調理道具が増えるので、持ち運びができそうか(重さや容積的に)
- まわりに山飯を作っている人がいたら様子を見てみる
- 山飯を作っている人がいない場合は、どの辺りで設置して作れそうかシミュレーションしてみる
レベル5. 調理道具を下調べ・購入
次に、調理道具で使うクッカーや火のもと、カトラリーなどを準備していきます。
キャンプ経験者は道具が揃っているので、実際に山頂で使えそうかイメージしてみましょう。
今回は炊き込みご飯が目標なので、簡単に作れるクッカーのメスティンとガスバーナーをメインに買い揃える必要があります。
一人なら一合用で。
メスティンは蒸らすときに布で包むので、汚れても良い手ぬぐいかタオルをを忘れずに。
軽量でコンパクトなこちらがおすすめ。

一緒にOD缶のガスカートリッジも用意しましょう。

その他、料理で使う備品は100均でおおよそ揃えられるかと思います。
※メスティンもダイソーで販売しています。
レベル6. 自宅かキャンプ場で購入した調理道具を使ってみる
火の扱いには気を付けながら、実際に買った調理道具を使ってみましょう。
トレッキングで成功させるためにも、炊き込みご飯を自宅かキャンプ場で一度作ってみると安心です。
その時に食材の下準備や持ち運び方なども考えておくと良いでしょう。
レベル7. ○○山の山頂でお湯を沸かすだけの調理で食べる
レベル4.で出来合いの昼食をとった時の事を思い出しましょう。
山頂での昼食をとる滞在時間の目安がつかめたかと思います。
炊き込みご飯を作って目標達成しても良いのですが、心配で慎重な人はもう一つこのステップを行いましょう。
簡単に昼食作りができるお湯で沸かすだけ調理を体験してみましょう。
代表的な食べ物はカップヌードルや完全メシと言われるカップご飯、非常食にもなるレトルトご飯などがあります。
完全メシは栄養バランスを考えられたカップ飯。

お湯を注いでから出来上がるまで10~15分ほどかかるけど、スプーンも入っていて非常食にもなる!

お湯で沸かす際はメスティンでも良いのですが、よりコンパクトに持参するならマグカップやシェラカップでもOK。
いかに荷物が軽量でコンパクトになるかを意識して持参しましょう。
レベル8. ○○山の山頂で炊き込みご飯を作って食べる
今までの経験を踏まえて、ついに本番!
食材の材料を前日までに買い揃え、出来れば包丁やまな板を使わないですむように具材は自宅で小口サイズにカットして持参しましょう。
お米も無洗米か浸水させた米を持参するなど、山飯では短時間で作れる工夫が必要です。
作る時間、食べる時間、後片づけの時間を考慮してスケジュールを組んでいきましょう。
後片付けの際は、ゴミをひとまとめに小さくして持ち帰り、洗い物も自宅へ帰ってから洗うなど、マナーを守ることも忘れずに。
自然の場所なのでキレイな状態に戻しましょう。
これで目標クリアです!
まとめ

いかがでしたか。
山登りの楽しみ方は人それぞれです。
険しい山を登ることにやりがいを感じる人もいれば、今回のようにライトトレッキングで散策しながら他のことも楽しむ人もいます。
トレッキングを通じてもう一つの趣味をたしなむことで、どちらもスキルアップして良いこと尽くしです♪
そしてトレッキングの楽しむ価値観は人それぞれ。
一人で過ごした方が楽しめる時間もあります。
一日数時間で思う存分に楽しめるソロトレッキングは、タイパ良く有意義に過ごせます!
自分好みの楽しみ方を見つけて最高な休日を過ごしてみませんか♪