絵画は大人になってから趣味として始める人も多く、チャレンジしやすい趣味の一つ。
絵画といえば、子供の頃に画用紙に絵を描いて遊んだり、図工や美術の授業で鉛筆や絵具を使って学んできたことを思い出します。
改めて大人になって絵を描くと、童心に帰って楽しく感じられるでしょう。
そして絵は「これが正解」というものがないので、自由自在に絵を描くことができます。
絵には人、動物、キャラクター、風景…など描きたい画題はたくさんあります。
今回は風景画や建物、乗り物などの屋外に存在する画題で絵を描く 野外スケッチ について話していきます。
このような人にオススメの内容となっています。
- 趣味で絵画を始めたいと考えていて、野外スケッチにも挑戦してみたい人
- 絵画を始めたばかりで、野外スケッチにも興味がある人
室内のスケッチでは味わえない楽しみ方があるので、これから野外スケッチの魅力を5つ話していきます!
一方、憧れはするものの初心者には色んな障害があり、はじめの一歩を踏み出せない人もいるのではないでしょうか。
- 人前で絵を描くのが恥ずかしい…
- たくさんの荷物を持ち運ぶと思うと億劫…
- この場所に居座って描いて良いのだろうか…
このような悩みを少しでも解消できる心構えも紹介するので、ぜひ興味のある人はご覧ください♪
野外スケッチの魅力5選

描く構図が豊富
例えば、描くモチーフ(題材)を決めずに公園へ出向いたとします。
公園内で描きたい構図を探すと草木や花、遊具、人物、道…などたくさんの構図パターンがあります。
野外スケッチはその時の気分で、描きたい構図を選び放題なところが魅力のポイントです。
絵を描きたいけど、以下のような悩みがある人にはオススメです!
- そもそも何を描いていいのかわからない
- 絵を描くことに行き詰まっている
一番主役となる対象物がバランスの良い位置にくるように微調整して構図選びをしましょう。

一生に一度の絵が描ける
野外で絵を描くときには、季節や天候、太陽の当たり具合で変化するので、あとでまるっきり同じ絵を描くことは不可能に近いでしょう。
植物や動物、背景にいる人物も同じく、動く対象物は二度と同じ構図に出会うことはありません。
このように野外スケッチは、その時でしか切りとれない一期一会の絵として完成されます。
一期一会(いちごいちえ)
一期 = 一生
一会 = 一度の出会い
意味、たとえ : 一度きりの出会いや瞬間を大切にする心構え
写真撮影でいう、同じモノが二度と撮れない瞬間の画像と一緒です。
二度と見られない景色が自身の手描きでキャンバスに残せると思うと、とても特別な絵に感じます。
描き始める前の構図選びから、楽しく探索できそうです♪
もし野外スケッチにハマり出してきたら、自身でテーマを決めて絵を描いてみてはいかがでしょうか。
<テーマ例>
- 同じ場所や同じ構図の風景画を季節ごとに描いてみる
- 花などの植物の成長日記を描いてみる
- 3年日記のような絵日記を描き、年ごとの絵の変化を楽しむ
心身ともに健康になる
野外スケッチには身体にも良いメリットがたくさんあります。
- 外出をして歩くことで適度な運動になる
- 日光に当たることでセロトニン(幸せホルモン)が分泌され、睡眠の質が良くなる
- 外の空気を吸ってストレス発散できる など
もちろん室内で絵を描くことも楽しい趣味時間なので、精神的に落ち着き身体に良い効果をもたらしてくれます。
野外スケッチはそこへ上記のような効果がプラスされ、さらに健康的に過ごせます。
一度体験するだけでも、実感できる期待がありますよ♪
以下のような生活の見直しを検討している人にはオススメです。
- 室内にいる時間が多く、外に出るきっかけが欲しい
- ウォーキング程度の軽い運動をしたい
- 考えすぎの脳を休ませたい
- デジタルデトックスをしたい
- 自然と触れ合って、四季を感じたい など
ウォーキングは軽い運動の代表!興味がある人はこちらの記事もご覧ください↓
創造力が豊かになる
野外スケッチは屋外でスケッチ場所を探索するので、ある程度身体を動かします。
このように外出をして身体を動かすことにより、創造力が鍛えられると言われています。
探索中は、結構歩き回ります。
<『歩く』と『絵』のつながり>
- 血流が良くなり脳内も活性化することで、創造力や独創力が鍛えられる
- アドレナリンやドーパミンが脳内に放出され、アイデアが浮かびやすくなる
よってクリエイティブな発想が浮かぶと言われています。
この新発見により絵の表現方法が豊かになり、同じ構図であったとしてもまた違った絵を描けるようになります。
絵の創造力が広がれば描くパターンが増え、飽きずにスケッチを続けることができるでしょう♪
野外スケッチは基本写生(実物、実景を写し描く)なので、抽象画よりも実感しにくい部分はありますが、ふとした時に気づきがあるかもしれません。
以下のような体験例をあげます。
- ○○の表現を鉛筆から筆に変えるアイデアが浮かび、描いたら良くなった
- 暖かくて心地よい空気感を、うまく絵に表現できた
- 建造物の珍しいアングルから描くことに閃き、面白い絵が描けた など
絵以外の視野が広がる
室内でスケッチをする場合はどうしても室内にある物、もしくは画像や本のモデルなど、あらかじめ決まった対象物しか目に入りません。
それに引きかえ、屋外ではスケッチ場所の探索から始めるので視界が広がり、意識していないモノまで目にとまることがあります。
この新発見により、絵の対象物や背景まで興味を持つようになることもあります。
例えば以下のようなことがあります。
- 建造物を描いていたら構造が気になって調べてみたくなった
- 花を描いていたら、よく見ると複雑な形状をしていて新たな発見を得た
- キレイな風景を描いていたら、この街並みを深く知りたくなった など
好奇心を持つことはとても大事なことで、他の趣味が増えたり話題の引き出しが増えるなどメリットはたくさんあります。
このような好奇心から野外スケッチのやりがいに繋がり「次は○○を描きたい!」と、継続して楽しめるようになります♪
野外スケッチを始める心構え

野外スケッチする度胸を付ける
はじめは外で画材を広げて絵を描く事が恥ずかしく、抵抗があるかと思います。
ですが、まわりの人は思うほど注目して見ることはなく通り過ぎていくのがほとんど。
たまに声をかけられるケースもありますが、あまり気にするところではありません。
とはいえ、初めての野外スケッチは始めるまでどうしても勇気がいります。
それでは、野外スケッチの場所に少しずつ慣らしていくのはいかがでしょうか。
- 屋外の対象物を撮影して帰り、自宅でその写真をもとに描いてみる
- 自宅のベランダか庭で描いてみる
- 車中で描いてみる
- カフェテラスで描いてみる
- 人気(ひとけ)が少ない屋外で短時間スケッチ
まず1.は室内でのスケッチですが、屋外の構図の絵に触れて感覚をつかんでみる所から始めてみましょう。
そして2.~4.の中で、お好みの場所「半屋外」で描いてみる。
5.で屋外の短時間縛りでスケッチに挑戦してみる。
このように段階をふんでみると、野外スケッチの抵抗が少しずつ和らいでいきます。
また、野外スケッチをしてみて居心地が悪かった場合は中断してもOKです!
描いてる構図をスマホで写真撮りさえすれば、残りは自宅で画像を見ながら続きを描くこともできます♪
その他、描きたい場所へ事前に下見して、描きやすい環境であるかのチェックをしてみるのも良いでしょう。
- まわりの人の邪魔にならない場所であるか
- 座るスペース、道具等を広げるスペースがあるか
- 人通りが激しいところではないか
- トイレや水道があるか
- 静かな環境であるか など
一人では心細い人は家族や友人など心やすい人と一緒に、となりで本でも読んでもらって野外スケッチをしてみてはいかがでしょうか♪
荷物の量を最小限にする
絵画の種類により画材道具は変わりますが、どのみち室内で使っている画材とまるっきり同じアイテムを使うのは難しいかもしれません。
野外スケッチをする大半の人は、必要な分だけ持ち運ぶ、屋外で便利に使えるアイテム、コンパクトで軽いモノを基準にして道具を揃えています。
まずは画材の持ち物の一例です。
<鉛筆画の最低限の持ち物>
- スケッチブック
- 鉛筆
- 鉛筆削り
- 消しゴム
もう一つ、画材の持ち物例はこちら。
<水彩画の最低限の持ち物>
- スケッチブック(水彩紙)
- パレット(固形水彩絵の具入り)
- 水筆
- タオル(水筆拭き取り用)
このようにアイテム数を絞って、屋外で使いやすいモノを選びましょう。
ちなみに、スケッチブックは大きいサイズでは持ち運びにくいので、カバンに入るサイズF判ならF3~F0サイズ、A4、A5、B5、B6あたりがオススメです。

そして画材以外のあった方がよい持ち物はこちら。
- イス or クッションマット
- クリップ(スケッチブック固定用)
- 袋(道具が濡れたり汚れた時用)
公園のベンチを使うのも良いですが、描けるスケッチが限られてしまいます。
また滞在時間によっては陣取ることにもなり、マナーとしてはよくありません。
なので、コンパクトなイスもしくは地べたに座るならクッションマットがあると、絵に集中して描けるので持ち運ぶことをオススメします。
野外スケッチのマナーを知る
基本的なことは、自身のゴミは持ち帰る、長時間滞在しない、騒がない、場所を広げて陣取らないなどがあげられます。
そのほか、初心者が疑問に思うことをピックアップしました。
- どんな場所で描く?
- 野外スケッチがNGな場所は?
- 絵の具を使う時の水の処理は?
- おすすめ時間帯は?
どんな場所で描く?
公園、海辺、山、土手、川岸、湖岸等は野外スケッチをしている人が多く、初心者にもオススメな場所です。
その他、観光地や施設、田園風景などもあります。
人通りの多い場所は、野外スケッチに慣れてきてからチャレンジしてみると良いでしょう。
野外スケッチがNGな場所は?
「カメラ撮影禁止」と掲げられているところはやめておきましょう。
なので、寺社の境内等はNGです。
ここ数年では野外スケッチのマナーが悪く、絵具の使用禁止やイーゼル等の設置禁止など注意事項が掲げられている施設や神社仏閣が増えています。
過去にマナーを守れなかった人がいたことで、規制が増えていっているのだと思います。
場所を借りて描かせて頂いているありがたさを忘れずに、迷惑をかけないよう常に心掛けましょう。
描いて良い場所なのか迷った時は、事前に公式サイトか電話等で下調べをして確認しておきましょう。
詳細のNGな場所は以下の通りです。
- 通路の妨げになるところ
- 看板、掲示板の前
- 先に始めている絵描きやカメラ撮影をしている人の妨げになるところ
- 私有地と思われる場所
初心者は特に意識をして気を付けましょう。
絵の具を使う時の水の処理は?
絵の具を使う際に筆の穂を水で洗いますが、その汚れた水は持ち帰るようにしましょう。
公共の場で捨てるのは汚してしまうことになるのでマナーとしてはNGです。
ジャムの瓶のようなスクリューキャップになっている容器なら、使用後すぐ持ち帰れるので事前に準備しておきましょう。
このように水を固める処理剤もあるので、これを使ってゴミ袋に入れて持ち帰るのもアリです↓

おすすめの時間帯は?
太陽の光の向きによりスケッチの色味も変わってきます。
なので、日の出から日が沈むまでの時間の中からお好みの時間帯で大丈夫です。
特にオススメの時間帯は日が昇った早朝です。
人が少ないところや、早朝に外の空気を吸う気持ち良さから、野外スケッチの環境が絶好に良い時間帯といえます♪
朝活に興味がある人はこちらの記事もご覧ください↓
まとめ

いかがでしたか?
まずは自宅でスケッチの練習をしてみて、徐々に野外スケッチの準備をしていきましょう。
絵画に興味があるものの「絵が苦手だから…」や「才能がないからうまく描けない…」といった理由で始められない人もいるかと思います。
ところが、どの趣味にも当てはまりますが、絵も練習をすれば上達して、人に見せたくなるくらいの腕前になるのです!
絵に自信がついてくると、野外スケッチもだいぶ楽しんで行けるようになりますよ♪
まとめとして、野外スケッチ向きの人をピックアップしました。
- 絵に自信を付けたい人
- 光の明暗の色味を上手く描けるようになりたい人
- 遠近感のある絵(パース)を上手に描けるようになりたい人
- 外出する理由が欲しい人
- 将来は旅をしながら絵を描きたい人
ぜひ、一歩踏み出して野外スケッチにチャレンジしてみましょう!