アウトドアのキャンプから発展して、気軽に始められる チェアリング という趣味がコロナ過から流行り始めました。
チェアリングとは、アウトドアチェアを持ち運び公園や水辺、山の中などの自然の場所に設置して、コーヒーや酒などを飲みながらゆっくり過ごすこと。
はじまりは「お酒を飲んで過ごすこと」でしたが、過ごし方はそれぞれ自由で決まりはありません。
イスに座って何もせずボーっとしているだけという人もいます。
大事なことは、自身にとって気持ちの良い野外場所でくつろぐことなので、お気に入りの場所とイスが決まればすぐに始めることができます♪
それではもし一人でチェアリングを始めるならば、どんな過ごし方があるのでしょう?
今回はソロでもチェアリングを楽しめる5つのジャンルとそれぞれの楽しみ方について紹介していきます!
チェアリングを始めたらこんな良いことが待っていますよ♪
- イライラやモヤモヤがなくなり、ストレス発散した!
- インドア生活しているが、日光を浴びたことで気分転換ができた!
- 一人の自由時間が確保できた!
- 今まで考えられなかったことを見つめ直すことができた!
①鑑賞系
癒しやくつろぎを体験したいためチェアリングをするのが、一番の醍醐味と言えるかもしれません。
疲れていたりストレスが溜まっている人はこの非日常体験を求めて、始める人も増えています。
景色(植物、海、池、山など)
チェアリングをする時は、イスを設置する場所探しから始まります。
だいたい野外の芝生や砂浜等で日陰になる場所を探して、景色が良く見渡せる位置にイスを設置します。
初心者ははじめ、自宅から近い大きな公園へ行き、木陰でイスが設営しやすい地面かをチェックしながら探索してみましょう。
また、公園などではイスやテーブルの持ち込みがNGの所もあります。
事前にホームページをチェックして目的地を決めましょう!
場所 | メリット・注意点 |
公園 | ・身近で手軽に行けるので、自宅から通える圏内を探してみる
・人通りの少ない木陰等を選ぶ ・トイレや水道に近めの所を選ぶ |
海辺 | ・海一面の景色を楽しめる
・波の音を聞いて楽しめる ・海風で体が冷えるため、上着やひざ掛けを持参する |
川岸・湖岸 | ・海辺より木陰等で設置しやすい場所がある
・見ているだけでも涼しく、夏の時期にもぴったり ・川の流れる音を楽しめる |
山 | ・生物(木や花、鳥や虫など)を見て楽しめる
・排気ガス等がなく、空気が美味しい ・天候が変わりやすいため、注意しながら楽しむ |
音楽・音声など
景色を眺めながら好きな音楽を聴くことで、更に自分の世界へ入り込めてくつろぐことができます。
もちろん大音量で野外に流してはいけません。
また、音楽を流すこと自体がNGのところもあります。
事前にホームページ等で確認をして、場所に合った行動をとりましょう。
- 音楽がNGのところはイヤホンで楽しむ
- ウェアラブルスピーカー(耳に付けず、首や肩に掛けるスピーカー)を使う
- 周囲に人がいなければ、スピーカーを使い小音量で楽しむ
音楽の他、音声コンテンツを聴いて楽しむ方法もあります。
普段ゆっくり聞くことができない人も、この自然の中でリラックスしてじっくり聞いてみてはいかがでしょうか。
- ラジオを流してDJやリスナーの声を聞き、軽く情報収集する
- オーディブル(本の音読コンテンツ)を聴く
- 話術や文章力を身に付けたいため、落語を聴く など
②飲食系
チェアリングで過ごすと言えば王道の飲食。
道具をコンパクトに持参して軽食で済ますことが多く、軽いデイキャンプの体験を味わうことができます。
飲食によっては火を使うこともあるので、そのときは火気の使用がOKな場所を選びましょう。
コーヒー
野外で楽しむ飲み物の代表といえばコーヒー。
関連グッズもたくさん販売していて、ダントツ人気の飲み物です。
作らず簡単に済ませるなら、自販機での缶やコンビニやカフェで買うカップも良いでしょう。
普段飲んでいる味なのに、場所が違うだけで格別に美味しく感じられます。
出来たてで味と香りを楽しみながら飲みたい人は、コーヒー豆を買ってミルで挽いて作る人もいます。
その時に持参する道具をまとめました。
- シングルバーナーやアルコールストーブなどの火の元
- お湯を沸かすケトル
- コーヒーミル
- ドリッパー
- コーヒーフィルター
- コーヒー豆
- 水
- コーヒーカップ
- 欲しい人はミルクと砂糖、スプーン
持参する道具が多く感じられますが、軽量でコンパクトになるモノを選べば、とても身軽に持ち運びができますよ♪
お酒
チェアリングの始まりは、野外でイスに腰かけてお酒を飲むことでした。
手軽に飲めるように缶ビールや缶チューハイ、軽いおつまみなどを買って持参すれば、イスに腰をかけたところで酒場の完成です!
開放感のある気持ちの良いところで飲むだけで、自宅や居酒屋では味わえない美味を体験できますよ♪
ただしお酒なので、意識をして気を付けることが増えます!
- 歩きや公共交通機関を使う、もしくは自転車で行くなら帰りは押して歩くこと
- 飲み過ぎず軽く飲むこと
- ゴミは持ち帰るなどの基本マナー、モラルも忘れずに
特にソロでのチェアリングは、周りに注意する人がいないためマナー要注意です。
人に迷惑をかけないように、楽しく過ごしましょう!
軽食
食べ物はキャンプとは違い、テイクアウトしたモノや惣菜などを買って調理をせずに食べることが多く、調理に時間をかけないことがほとんどです。
簡単に作りたい人であれば、一つの調理器具でできるコンパクトな道具があると良いでしょう。
食べ物例 | |
テイクアウト・惣菜等 | ・近所のパン屋、おにぎり屋、ケーキ屋、肉屋のコロッケ等の、気になっているけど食べたことのないモノ
・道の駅での名物 ・百貨店内の銘菓等で土産物の味見として ・家に残っているいただきモノ |
簡単につくる料理 | ・ホットサンドメーカーで作るサンドウィッチ
・メスティンで作る簡単炊き込みご飯 ・シェラカップでお湯を沸かしてカップラーメンを作る |
ちなみに、初心者向けにメスティンで作る炊き込みご飯レシピを前回のブログであげてます!
興味のある人はこちらもご覧ください↓↓
③読みモノ系
読書
読書はチェアリングで本を1、2冊持参していれば十分に楽しめるお手軽なアイテムです。
「普段静かな所でゆっくり読書ができない…」や「読書をしたいけど、はじめるタイミングを見失っている…」など悩んでいる人は、ぜひこのチェアリングではじめてみませんか。
読むモノは自由です!
活字を読むのが苦手な人は、漫画や雑誌を読むのもアリですよ♪
野外での読書も、場所を選ぶ上で確認するポイントがあります。
事前にサイトなどで天候と環境のチェックをして場所を探しましょう!
- 静かな環境、程よい環境音であるか
- 日が当たっている所は反射して文字が見えにくいため、程よく見える木陰があるか
- 当日の天候は悪くならないか
読む媒体の「紙の書籍」か「電子書籍」かは、お好みで読みやすい方を選びましょう!
タブレットがあれば読書以外のこともできるので、その時の気分で見るモノを変えるのも良いですね♪
④書きモノ系
ひざの上で書いたり小さなテーブルを持参して書きモノをするのも、野外ならではの楽しみ方があります。
普段思いつかない発想やひらめきがあり、室内よりスラスラ書ける事もあるかもしれません。
絵を描く
絵を描くことに興味がある、すでに趣味の人は、ぜひチェアリングしながら楽しんでみましょう!
道具は鉛筆、コピックなどありますが、水彩画や油絵、アクリル画は少ないカラー色でも色を混ぜ合わせて作ることができるのでオススメです。
「道具が多くなるし片付けが大変…」と思いますが、例えばパレットならコンパクトに持参できるサイズのモノや、その場で洗わず持ち帰るなど、簡単に始められる工夫がたくさんあります♪
絵画初心者の人は慣れていなくハードルも高いので、始めやすいポイントをあげます。
- 小さなキャンバスから始めてみる
- 描きたい風景を見つけたら、始めにスマホで写真を撮っておくことで、背景が変わってしまっても写真を見ながらゆっくり描ける
- イスを設置できない所で描きたい風景があった場合は、スマホで写真だけを撮っておき、チェアリング場所で写真を見ながらゆっくり描く
忠実にキレイに描く…というのはあまり意識せず、ラクな気持ちで楽しく描きましょう♪
手帳
手帳の使い方はスケジュールやタスク管理に限らず、最近ではさまざまな書き方やデコレーションをして楽しんでいる人が増えています。
チェアリングでは自由に時間が決められるので、手帳を書くのに最適な時間を作れるかもしれません♪
手帳の楽しみ方、書き方の一部をあげるので、参考程度にチェックしてみてください。
- 思考の整理をしたいため、やりたいことや目標を書きだす
- 1日1ページ手帳の枠組み作り、シール等で飾り付けをする
- 名言さがしをして手帳に書き込む
- ストレス解消のため、思ったことをストレートに書き出してイライラやモヤモヤをデトックスする
⑤その他
昼寝
野外ではそよ風の中や日光のポカポカした中で、とても気持ち良く昼寝をすることができます。
そこで一番大事なアイテムなのが、アウトドア用チェアです。
アウトドア用のリクライニングチェアも各メーカーで販売されていますが、コンパクトにたためるチェアではないモノもあります。
目的地へ移動する手段(車か徒歩かなど)によって持ち運べるチェアの大きさも決まるので、その手段に合ったチェアを選びましょう。
最低限ほしい機能といえば、背もたれがあることと、背もたれに寄りかかっても安定するチェアであれば安心ですよ♪
また昼寝をする上での注意点やポイントがあるので、確認をしておきましょう!
- スマホでタイマーをつけて、ほど良い時間に起きられるようにしておく
- 貴重品はサコッシュや服のポケット等に入れて肌身離さないこと
- 虫除け、日焼け対策をしておく
- アイマスクやマッサージグッズを使う
手芸(編み物、刺繍)
比較的コンパクトに持ち運べる編み物や刺繍は、野外でも楽しむことができます。
手芸は普段室内で作りますが、たまに野外で作ることで単調な作業も気分転換になり、心地よい環境で作ることができますよ♪
これ欲しい!作りたい!と、ときめくモノを作って、チェアリング時間でうまく活用してみてください!
自作モノの例をあげます♪
- キャンプ道具のカバーや小物を毛糸で編む
- パラコードを結び編んでストラップを作る
- 刺繍でアクセサリーや布小物を作る 等
愛犬
日頃散歩しているコースを、たまには遠出して違う場所に行き愛犬と過ごすのも、チェアリングと同時に楽しむことができます。
チェアリング中は愛犬と一緒に休憩をして、食事時間にあててくつろぐのも良いですね♪
犬にとっても、チェアリングのような野外でお出かけするメリットがあります。
- 犬は聴覚や臭覚が敏感なため、静かな環境音や自然のおいしい空気の中で遊ばせることで、ストレス緩和する
- 決まった散歩コースでは犬の縄張り意識により吠えたり威嚇してしまうことがあるため、チェアリングでいつも散歩しているコースを変えてあげる
- 散歩が嫌いな犬も、場所を変えることで歩いてくれるようになるかも…
釣り
池、湖、川、海の岸辺でイスを設置して釣りをする人は、釣り族にとって見慣れている光景かと思います。
ただ、腰をかけられるクーラーボックスであったり、背もたれのない小さなアウトドアチェアを使っている人が多く見られます。
どちらかというと「チェアリング<釣り」と、釣りが主役になってしまいがちなので、たまには「チェアリング=釣り」くらいの対等な楽しみ方で、イスにもこだわってみませんか?
釣り方によりイス自体が合う合わないあるかもしれませんが、参考程度にイスを選ぶポイントを見てみてください!
- 長時間釣りをすることを考慮して、背もたれがあって休められるイスを選ぶ
- 地面にあぐらを組んで釣りをする人は、座面が広いあぐらチェアを選ぶ
- 地面が安定していない砂利や砂浜等では、イスの足面が細いモノを選ばない
道具のお手入れ
道具のお手入れとは、「身の回りで長く愛用しつづけたいモノを磨く」という意味で、チェアリング中にできる範囲で行いましょう。
野外でもできるお手入れの例をあげます。
- 革製品(くつ、財布、バッグ)のメンテナンスで、ブラッシングとクリームをつける
- 金属のアクセサリーをクロスで磨く
- スマホやタブレットをクロスやつまようじなどで掃除する 等
チェアリングをする場所は公共の場なので、お手入れをすることでその場を汚すような行動はNGです。
- 水で洗い流すこと
- 研磨をして粉が出る
- メンテナンス中に出る強めのニオイや大きい音
ついつい後回しにしがちな身の回りのモノのメンテナンスを、チェアリングの風通し良い場所で、自身の心と共に気持ち良くスッキリしてみてはいかがですか♪
まとめ
チェアリングは、短時間でサクッと設営してすぐ撤収できる所も魅力の一つです。
デイキャンプよりも道具が少なく始められるので、デイキャンプに興味がある人はぜひチェアリングからでも始めてみてください!
さらにソロでするなら、時間やお金をあまりかけずに手っ取り早く始められますよ♪
「ソロでは退屈になるのでは…」や「人の目線が気になって恥ずかしい…」と思う気持ちもわかります。
ですが、チェアリングに一度ハマると抵抗感が薄れていきます!
きっと充実して健康的な一日を送ることができますよ!
さらにチェアリングでの補足ポイントをあげます。
- 早朝~午前中の時間帯が静かでオススメ
- 水辺の夏場は、特に周囲が臭いこともあるので注意
- 自動車以外の移動手段の人はレインウェアを持参しておく
ぜひ、チェアリングを満喫しましょう♪
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