楽器初心者にオススメ!【カリンバ】ゼロからの始め方

カリンバの始め方

楽器演奏ができる人を見ると、とても魅力的で純粋にカッコイイ!と思い憧れますよね。

自分でもなにか弾ける楽器はないかな~?と探している人に、ぜひオススメしたい楽器があります!

それは カリンバ という楽器です。

どうでしょう、聞いたことはありますか?

私は部活や趣味で数々の楽器を見てきていますが、その中でもハードルが低くて始めやすく、カリンバ単体でも演奏映えのする楽器のひとつだと思います。

 

カリンバを弾けるようになることで「楽しい~♪」と実感するポイントをあげます♪

  • カリンバの音色で心地良いリラックス感を味わっているとき
  • 曲を間違えずなめらかに弾けたとき
  • 周りの人に披露をして良い反応があったとき
  • 他の演奏者とセッションしているとき

…それって、どの楽器にも共通するのでは??と思いますよね💦

ところが!この体験が、他の楽器に比べて早く実感できるのがカリンバの良いところです♪

音楽に詳しくない人や楽器経験ゼロの人、気軽に楽器を始めたい人へ特にオススメします!

 

それではカリンバとはどんな楽器か、また選ぶポイントなどをステップ別でお伝えしていきます。

 

カリンバとは?

カリンバの発祥

カリンバ(KALIMBA)の始まりは、アフリカの伝統的な民族楽器として使われ親しまれてきました。

1960年代に世界へ広がり、日本ではコロナ以降に「おうちで簡単に始められる楽器」として注目され人気が出てきました。

カリンバは本体を両手で包むように持ち、親指で金属の棒をはじくことで音が共鳴するシンプルな楽器です。

別名「親指ピアノ」「ハンドオルゴール」とも呼ばれています。

 

カリンバの魅力

  1. オルゴールのようなキレイな音色
  2. 曲をマスターして弾けるようになるのが早い
  3. 自宅でも練習しやすい
  4. 楽譜が読めなくても弾ける
  5. コンパクトに収納、持ち運びもラク
  6. メンテナンスが簡単
  7. 見た目がカワイイ、オシャレ

1. オルゴールのようなキレイな音色

はじめてカリンバの音を聞くと、連想するのはオルゴールだと思います。

それぐらいそっくりで、癒されるキレイな音色です。

オルゴールが好きな人は、間違いなく気に入ってハマる音でしょうね♪

ちなみに、オルゴールは曲ごとに1つ1つ買わないと聞けませんが、カリンバがあれば好きな曲を自由に弾いて聞くことができますよ!

 

2. 曲をマスターして弾けるようになるのが早い

はじめは好きな曲を選曲して弾きはじめるので、まずはリズムやメロディーが知っている状態からスタートすると思います。

音出しはキー(金属棒)を親指ではじくだけで誰にでもできて、あとはリズムとメロディーに合わせてキーをはじけるようになれば弾けるようになります。

他の楽器の場合、管楽器なら「音自体が出ない…」や「キレイな音が出ない…」、弦楽器なら「指で弦を押さえるだけで一苦労…」と、曲を弾く前からくじけそうな場面がたくさん出てきます。

それにくらべてカリンバは楽器初心者にとってハードルが低く、曲をスラスラ弾けるようになるのも早い印象があります♪

 

3. 自宅でも練習しやすい

楽器を買って悩むことといえば練習場所です。

近隣の騒音問題になってしまっては、自宅で自由に練習することができません。

ところがカリンバの場合は、そこまでの音量は出ません。

近隣の人は「オルゴールを流しているのかな?」くらいには聞こえるかもしれませんが、騒音まではいかないと思います。

もちろん、夜の静まっている時間帯はやめておき、昼間であれば部屋の窓とドアを閉め切れば気にすることなく練習ができます。

テレビの音やアラーム音、笑い声などの方がよっぽど大きいのでは…と思うくらい、カリンバは安心して自宅で練習が出来ますよ♪

それでも集合住宅で気になる…など不安な人は、自宅以外の練習場所を検討してみましょう。

  • カラオケ
  • スタジオ
  • 車の中(幹線道路などにぎやかな場所付近に駐車して)
  • 公園や土手、山や海  など

 

4. 楽譜が読めなくても弾ける

音符や音階がわからず、楽譜が読めない…という人にも安心です!

カリンバは専用の楽譜があります。

ちなみに私が購入したカリンバの付属品では、楽譜でも2パターン載ってました。

説明書の冊子の中に楽譜も載っていましたが、知っている曲ならなんとか弾けるかな?といった楽譜です。

上の楽譜(tab譜)の横にはQRコードも貼ってあり、動画と一緒に弾けるようになっていました。

 

これよりもっとわかりやすい楽譜は、五線譜に数字譜が表記された楽譜です。

そう!一般的な五線譜の譜面だけではなく、数字譜も表記されているのが初心者にとってわかりやすいところです♪

音符の上に数字が載っているので、数字だけをたどって弾くことができますよ♪

 

5. コンパクトに収納、持ち運びもラク

楽器によっては大きくて場所をとる…、付属の道具も場所をとる…と、困るポイントの一つになります。

カリンバは、両手におさまるくらいとてもコンパクトな大きさなので、省スペースで保管ができるところも魅力のポイントです。

また、カリンバをケースに収納すれば持ち運ぶのもラクチンです。

ゆとりのある大きさのバッグならすっぽり入り、重量もしんどくない重さなので、ストレスフリーで持ち運べますよ♪

カリンバのハードケース

このケースサイズは、横17cm×縦22cm×奥行7cm

ケース含めた重量は618g

 

6. メンテナンスが簡単

弾いた後のメンテナンスは、乾いたクロスを使って手で触れた部分を拭き取るだけでOKです♪

あとは収納ケースに入れて、高温多湿ではない所に保管をしておきましょう。

 

カリンバではありませんが、同時にメンテナンスが必要な所といえば両手の親指です。

厳密には、親指の爪ではじくので爪は2mmくらい伸ばしていると弾きやすくなります。

爪が弱い人には「フィンガープロテクター(ネイルピック)」というモノを装着すると、安心して弾くことができますよ。

 

7. 見た目がカワイイ、オシャレ

カリンバは人気が出ている事もあり、ここ最近種類がとても増えた印象があります。

その中でも動物柄や小ぶりなサイズのカワイイものから、シンプルなデザインのオシャレなものまで幅広くあるので、カリンバを選ぶ楽しみもあります。

演奏している間もカリンバ全体が視界に入るので、お気に入りのデザインを重視して決めるのもアリだと思います♪

 

ステップ1. カリンバの音を聞いてみる

音色の好みは人によりさまざまで「ずっと聞いていたい♪」と思える楽器を選ぶのが一番大事です。

まずはカリンバの音色を聞いてみましょう。

 

動画を視聴する

最近ではカリンバの動画配信をしている人が増え、数々のカリンバ演奏曲が配信されています。

まずはその中で自分好みの曲をさがしてみて視聴しましょう。

そして、曲は多少編集で音色が変わっていることもあるので、曲だけでなくカリンバ本体のレビューをしている動画も視聴してみると、楽器本来の音色を確認する事ができます。

ここでは「こんな感じの音なんだな」と理解して、同時に持ち方や弾き方なども一緒に確認しておきましょう。

 

アプリで体験してみる

楽器を買う前に疑似体験ができるアプリもあるので、インストールして試してみるのもオススメします。

画面上でタッチしての操作なのでカリンバを弾いている感覚とは全然違いますが、キー(金属棒)の場所の把握ができて演奏もできちゃうので、使ってみる価値はありますよ♪

私が無料アプリをインストールしたのは「Keylimba(キーリンバ)」です。

iosとAndroid両方に対応していて、とても人気のあるアプリです。

 

ステップ2. カリンバの種類をチェックする

キー(金属の棒)の数

キーの数 音階
8キー ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
17キー ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ
21キー ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ
34キー ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ・ド・ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ・ド・ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ

※1 この音階はC調で、基本はこの設定で販売されています。

※2 34キーはキーが上下2段構造で、同じ音が上下段にあるのもあります。

 

「キーの数=音階の数」で、少ないキーの「8キー」は正直もの足りない印象があります。

楽器店でのオススメしている数は「17キー」です。

初心者は17キーで十分に演奏ができて、楽譜も豊富に販売されています。

慣れている人でも17キーを使って演奏しているのをよく見かけますよ♪

2台目を持ちたいという人には、楽譜のアレンジがしやすい「21キー」、半音が入ることで幅広く弾ける「34キー」を検討してみても良いでしょう。

 

素材と形状

<素材>

  • アクリル材
  • 木材(マホガニー・アカシア・オクメ・コア・ローズウッド など)

<形状>

  • 箱型
  • ソリッド型(板型)

素材や形状はデザイン以外に、音質や重さも違いが出てきます。

素材 形状 音質の特徴 重量
木材 箱型 ・音量が大きい

・響いて伸びやか

・柔らかい音

軽め
木材 ソリッド型 ・箱型より音量は小さめ

・透明感のあるクリアな音

・固めの音

重め
アクリル材 ソリッド型 ・箱型より音量小さめ

・より透明感のあるクリアな音

・固めの音

重め

※アクリル材の箱型は商品として存在してません。

 

木材の箱型は中が空洞になっている分、音の広がりが大きくなります。

他の楽器で例えると、アコースティックギターのような感じです。

音質や音量に意識して選びたい人は、それぞれ聞き比べをして選んでみましょう。

そこまでこだわりがなければ、はじめはデザイン重視で選んでみても良いのかなと思います。

そして木材の種類もさまざまあり、木材の質量や固さの違いなどで特徴がありますが、こちらも同じくはじめは好みの木目やカラーで選ぶのも良いでしょう。

 

ちなみに私が3、4年前に購入したカリンバ。

GECKO(ゲッコー)K17MBR カリンバ 17キー

箱型  木材:ウォールナットウッド

 

値段

1000円台~1万円台

カリンバの販売相場は3000円~5000円くらいの価格帯が種類豊富にあり、初心者はこの中から選んでみて良いでしょう。

また付属品とセットで販売されているモノが多く、必要最低限のモノははじめから揃えることができます。

5000円以上の価格帯になると、以下のような機能がついている印象です。

  • デザイン性が高い
  • 木材などの素材が高いモノで作られている
  • キーの数が多い
  • ピックアップ内蔵(ヘッドフォンを付けてよりクリアな音が聞けたり、録音機能などの電子が内蔵)

 

付属品

<その他のよくある付属品>

5. クリーニングクロス

6. フィンガープロテクター(ネイルピック)

※商品により入っている付属品はさまざまです。買う前にチェックしておきましょう。

 

1. チューニングハンマー

楽器で欠かせない作業の一つ、調律(音程、音調を整える)です。

カリンバはキー(金属棒)の先端をチューニングハンマーでたたくことで、音程の微調整ができます。

ちなみに、チューニングにはチューナーも用意しないとできませんが、はじめのうちはチューナーを買わないでスマホの無料アプリを使っても十分にできますよ♪

私が無料アプリをインストールしたのは「KeyTuner(キーチューナー)」です。

iosのみ対応のアプリですが、android版も「チューナー」で検索すると見つかるので探してみてください。

 

2. 収納ケース

カリンバをしまうケースで、布の巾着袋やハードケースが付いてきます。

カリンバを持って移動することが多くなる可能性があれば、ハードケースの方を選ぶと安心ですよ。

 

3. 説明書・楽譜

説明書には英語表記のモノもあります。

私の届いた説明書は英語版でしたが、特に困ることはなく(というか、ほとんど説明書を見ていません…)不安にならなくても大丈夫かなと個人的に思います。

不安な人は商品内容に「日本語版・説明書」と書いてあるモノを選びましょう。

楽譜は代表的な曲が付いていることもあります。

 

4. 音符(番号)シール

最近のカリンバは、キー(金属棒)の部分にあらかじめ「1 C」や「2 D」と彫られています。

  • 数字…初心者向けの表記、数字譜用
  • アルファベット…ドイツ音名「C、D、E …」

これだけではわかりにくい、目安になる印を付けたいという時に使用します。

また、私達に見慣れた「ドレミファ…」の音名を、無地のシールに記入して貼り付けている人もいます。

 

5. クリーニングクロス

メンテナンスのところでも話しましたが、使用後に手で触れた部分を拭き取るときに使用します。

キーやボディーの汚れをしっかり拭き取りましょう。

 

6. フィンガープロテクター(ネイルピック)

こちらもメンテナンスの所で話したモノで、親指の爪の保護用として必要な時に使用します。

ずっと弾いていると「爪が心配…」や「指が痛い…」という時には、ぜひ使いましょう。

 

ステップ3. カリンバの品定めをする

カリンバの大まかなチェックができたところで、具体的に欲しいカリンバを探していきます。

ここでは私推奨の購入までのパターンを順番にお話していきます。

この順番が難しい人は、あなたの決めやすい順番でもちろんOKです!

また、店頭だけ、ネット通販だけで選んで、ひとめぼれのカリンバを見つけられれば、即購入も全然OKですよ♪

 

1. ネット通販でチェックをする

まずは、Amazonや楽天などで検索をして、好みのカリンバを探してみましょう。

その時にメーカーと商品名、価格もチェックしておきます。

ネット通販の方がカリンバの品数が圧倒的に多いので、その中から選ぶことで後悔なく選択ができると思います♪

 

2. 楽器店(実店舗)へ行きチェックをする

次は、近隣の楽器店や大型楽器店へ行き、カリンバを探してみましょう。

やはり楽器といえば一番肝心なところの音色チェック。

直接音を出して聞いた方が失敗なく選べられます。

また、カリンバを持った感触、重さ、キーのはじきやすさなどはそれぞれの相性があるので、持った時のフィット感や長時間の演奏で疲れなさそうかなど考慮して探していくと良いでしょう。

最近ではだいたいの楽器店でカリンバが並んでいる印象があり、なかには目立つ棚に並んでいることもあります。

実際にカリンバを持ってみて音を鳴らしてみましょう。

わからない事があれば店員さんへ聞いて確認をしてみると、より決めやすくなりますよ♪

お気に入りのカリンバを見つけられたら、付属品や価格、保証などをチェックしておきます。

 

3. ネット通販と楽器店(実店舗)の比較

必ずしもネット通販でチェックしたカリンバが楽器店(実店舗)にあるかはわかりませんが、形状や素材の似たものならあるかと思います。

 

ここでそれぞれ比較をしてみましょう。

<比較ポイント>

  • 価格
  • 付属品
  • 保証がついているか
  • 手に入る日数

ネット通販で特に海外からの発送の場合は、万が一不良品が届いたときの返品交換ができるのか不安になったりしますよね。

その点も考えて購入の検討をしてみましょう。

楽器店まで行って買わずに帰るのは2度手間になりますが、お気に入りの楽器を手に入れるためにもじっくり吟味して決めましょう。

 

まとめ

今回は、楽器や音楽の初心者に向けてフォーカスをあて購入目前までのお話をしていきました。

どんな楽器にも当てはまり、なんだかんだ言ってデザインから選ぶ人が多く、操作性はあとから慣れていくという事もあります。

とはいえ、何台も気軽に買い直すモノでもなく、できる限り慎重に選んで購入した方が満足度の高いカリンバに出会えるので、ぜひ丁寧に下調べしてみてください!

 

最後に、こんな人にオススメ!って人をあげます♪

  • オルゴール音が好きな人
  • 楽器に興味があるものの、あまり音楽知識がない人
  • 楽器に興味があるものの、騒音や置き場所に困っている人
  • なにか楽器を始めてみたいと思っている人
  • 胎児に音楽を聞かせたい、また赤ちゃんの寝かしつけに困っている人
  • いつかセッションしてみたいと憧れている人

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