万能食材である卵は調理方法によってあらゆる料理に変化します。
その中でも、サラダやラーメンのトッピング、おでんの煮物の具材など様々な料理に相性が良いゆで卵。
栄養価がとても高く積極的に摂取したい食材で、ダイエットをしている人や体を鍛えている人も率先して食べている注目の食材です。
ただ、ゆで卵は「茹でるのが面倒くさい…」て、思ったことはありませんか?
今回はゆで卵の5つの調理方法を紹介しながら、少しでも気軽に作れるようにしたい!4つの視点をもとに☆3段階で評価をしていきます!
- コストパフォーマンス(コスパ)
- タイムパフォーマンス、時短(タイパ)
- 作る工程の手間(手間度)
- まとめて作れる数(数量)
独自視点での評価になりますが、具体的な基準は以下の通りです。
- コスパ…鍋や電子レンジ等はすでに家にあるものとする。それ以外に買い足す必要があるか。(光熱費系は今回は入れてません)
- タイパ…出来上がるまでの時間、また調理中に他の作業もできるか。
- 手間度…調理工程の量、度合い
- 数量…一度で作ることができる数
これから5つの調理手順をチェックしながら、自分に合った作り方を探していきましょう!
その前に、どの調理方法でも共通する工程で、上手にゆで卵ができ上がるコツを話していきます。
※卵の大きさは、Mサイズ基準で話していきます。
ゆで卵が上手にでき上がるコツ
適当にゆで卵を作ると、理想のゆで卵に仕上がらない事があります。
殻をむくときに「ツルッ」としたキレイなゆで卵にならず、白身が殻にへばりついてむけてしまった…。
黄身の固さ度合いが思っていた仕上がりにならなかった…。
そのような失敗をしないためにも、ひと手間加えたり注意するポイントをおさえて、仕上がりの良いゆで卵を作っていきましょう!
卵を冷蔵庫から出すタイミング
基本的には卵を入れる(セットする)直前まで冷蔵庫から出さないと失敗なく作ることができます。
たまに「常温で〇分おいてから…」と書かれているレシピもありますが、うまくいかない時もあります。
なぜなら、卵内の温度が室内温度によって左右されるため、加熱直前の卵内の温度にバラつきがでてしまうからです。
結果、レシピ通りの時間で作っても上手くできない事もあります。
冷蔵庫から出してすぐの加熱なら、卵内の温度のバラつきがありません。
「ギリギリで冷蔵庫から出す」と書かれたレシピを参考にすると安心ですよ♪
卵に小さな穴を開ける
卵の尖っている方ではなく、下側の丸みある方の真ん中に小さな穴を開けましょう。
白身と薄皮の間に水が入り、殻がキレイにむけるようになります。
ダイソーで購入したモノです。
その他、画鋲でも穴開けることができます。
このひと手間をするだけで、ストレスフリーになりますよ♪
ゆで卵を氷水に浸し、ヒビを入れる
加熱後のゆで卵は、ボール内の氷水にうつして冷まします。
そして、一度ゆで卵を取り出してヒビを入れ、また氷水に戻します。
ヒビを入れることで、更に白身と殻の間に水が入り、殻がキレイにむけるようになりますよ♪
ここから5つの調理方法を紹介していきます。
この中から気に入った作り方を見つけてみましょう!
ゆで卵作り① 鍋でたっぷり水編
コスパ | ☆☆☆ |
タイパ | ☆ |
手間度 | ☆☆ |
数量 | ☆☆☆ |
鍋+多めの水+ガスコンロがあれば作れる、王道の作り方です。
鍋の大きさ次第では、大量のゆで卵を一気に作る事ができます。
ただし火を使うと、沸騰させるまでと加熱の間はコンロから離れられないのがデメリット。
キッチン内で同時進行できる作業なら良いですが、キッチン外での家事や支度ができないため、タイパが良くありません。
<調理手順>
- 鍋を用意。卵が浸るくらいの水を入れて沸騰させる
- 沸騰後、中火にして塩と酢(※1)を少々入れる
- 卵を冷蔵庫から出し、一カ所小さな穴を開ける
- 卵を沸騰したお湯に入れる。半熟7分~固ゆで13分お好みで(始め2、3分は卵を転がすと黄身が中心位置にいく)
- ゆで上がり後、卵を氷水に浸す
※1 塩と酢にはタンパク質を固める効果があり、殻にヒビが入りにくく、割れても白身が飛び出にくい性質があります。
ゆで卵作り② 鍋で少ない水編
コスパ | ☆☆☆ |
タイパ | ☆☆☆ |
手間度 | ☆☆ |
数量 | ☆☆☆ |
「茹でる」と「蒸らす」の工程をうまく組み合わせた調理方法。
火を使う時間が短く水の量も少ないので、家計にも優しい作り方です!
ゆで時間と蒸らし時間のタイマーをそれぞれセットする必要はありますが、忙しい人には助かる作り方ですよ♪
<調理手順>
- 冷蔵庫から卵を出し、一カ所小さな穴を開ける
- 鍋(フライパン)を用意。先に卵を入れて、鍋底から1cm程の水を入れる。
- フタをして中火で沸騰させる
- 沸騰後、フタをしたまま4分加熱
- 加熱後、火を止めて3分~5分フタをしたまま蒸らす
- 蒸らし後、卵を氷水に浸す
卵の数に限らず、すべて底面から1cmの水だけで作れるのがすばらしいです!
また、加熱中にころがさなくてもほぼ真ん中に黄身が来てくれます。
ただし注意点は、鍋の大きさは卵の数に合わせた方が良いそうです。
卵少量なら小さい底面の鍋、卵大量ならフライパンくらい大きい底面、とだいたいで良いので作る量に合わせると良いでしょう。
こちらの作り方は農林水産省でも推奨しているので、ぜひ参考に作ってみてください!
ゆで卵作り③ レンジでマグカップ編
コスパ | ☆☆☆ |
タイパ | ☆☆ |
手間度 | ☆☆ |
数量 | ☆ |
電子レンジで卵を調理したら爆発するのでは?!
アルミホイルを使って大丈夫!?
…と心配になる調理方法ですが、ちゃんとレシピ通りに気を付ければ、ゆで卵ができ上がります!
ただし、マグカップでの調理なので1個ずつしか作れず、複数まとめて作ることができません。
<調理手順>
- 冷蔵庫から卵を出し、一カ所小さな穴を開ける
- 卵をアルミホイルでしっかり包む(少しでも卵が見えたらNG!)
- マグカップにアルミホイルで包んだ卵を入れて、卵が完全にかぶるくらいの水を入れる
- ラップをふんわり被せて、電子レンジ600Wで半熟8分50秒~固ゆで11分加熱する
- 電子レンジから出して、半熟はすぐ、固ゆでは2~3分後、氷水に浸す
アルミホイルや水の量には注意が必要ですが、1個だけゆで卵を作りたい時には洗い物が少なくてお手軽に作る事ができます♪
こちらの作り方はmacaroni[マカロニ]さんで掲載しております。
参考:macaroni マグカップで作る「レンジゆで卵」の作り方 より
※私は固ゆでで作ろうと思い電子レンジで11分設定にしましたが、10分程で自動停止してしまいました💦
安全機能により異常高温で作動してしまったようです。
各レンジにより個体差があり、問題なくできあがっている人もいます。
固ゆでを作りたいけど不安…と思う人は、約9分の加熱をして、蒸らし時間を長めに6~8分程すると出来ますよ♪
600Wで9分加熱、蒸らし8分程で、固ゆでができました♪
ゆで卵作り④ レンジ用調理器具編
コスパ | ☆ |
タイパ | ☆☆☆ |
手間度 | ☆☆☆ |
数量 | ☆☆ |
現在販売されているゆで卵メーカーは、1個だけから一度に7個まで作れる様々なメーカーがあります。
そのため、一度に多くて何個まで作るのか予測して買う必要があります。
なかには電子レンジで加熱後、蒸らし時間が必要なメーカーもあります。
メリットは、電子レンジまかせで他の作業が安心してできることや、使用後は丸洗いできて清潔に使えることです♪
<調理手順>
- 冷蔵庫から卵を出し、一カ所小さな穴を開ける
- 決まった分量の水を入れて、卵をセットする
- フタをして電子レンジに入れ、メーカー規定の時間で加熱(5分~10分程)
- (メーカーによっては、加熱後蒸らし時間がある)
- 電子レンジから取り出して、氷水に浸す
毎日食べる人や卵料理が大好きな人は、購入する検討をしてみても良いでしょう♪
ゆで卵作り⑤ コンセント用調理器具編
コスパ | ☆ |
タイパ | ☆☆☆ |
手間度 | ☆☆☆ |
数量 | ☆☆ |
電源を入れてスイッチONをすればおまかせ調理ができ、その間は安心して他の作業ができます。
コンセントを差して使うので、電子レンジを占領することもありません。
また、最大14個まで作れるメーカーも販売されています。
逆に、コンセントを差せる場所がないとできないこと、電源が付いているために丸洗いができないことがデメリットです。
<調理手順>
- 冷蔵庫から卵を出し、一カ所小さな穴を開ける
- 決まった分量の水を入れて、卵をセットする
- フタをして、コンセントを差してメーカー規定の時間で加熱(6分~15分程)
- 加熱後、氷水に浸す
番外編
ここ2、3年前から各種メーカーで発売されている「加熱水蒸気オーブンレンジ」の新機能で、ゆで卵を作ることができます!
給水トレーに水をセットして、焼き網(プレート)に殻のままの生卵をセットするだけ!
東芝、パナソニック、日立など各種メーカーで発売しているので、近々オーブンレンジを購入する検討をしている人はチェックしてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
毎日のようにゆで卵を作る人にとっては、いかにラクをして作るかを考えたいところです。
ゆで卵の調理方法は、食べる数や頻度によって、いろいろおすすめの作り方があります。
ご自身に合った気軽に作れる調理方法を見つけてみてください♪
1.たっぷり水鍋 | 2.少ない水鍋 | 3.マグカップ | 4.専用メーカー (電子レンジ) | 5.専用メーカー (コンセント) | |
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コスパ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆ |
タイパ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
手間度 | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
数量 | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆ |
特徴 | ・大量に作れる ・キッチン作業が多い | ・大量に作れる ・時間が短い | ・作る頻度が少ない ・一人分だけ作る | ・作る頻度が高い ・火を使わない | ・作る頻度が高い ・鍋、電子レンジを使わない |
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